こんにちやもやも!なっとらあ麺です!
安く大量に手に入り、冷蔵庫に保管するだけで数カ月ほど生きてくれるミルワームは鳥や小動物に人気です!
ニホンヤモリも大好きで、エサ皿に置いておけば食べてくれるため昔や現在与えている人も多いと思います!
今回はニホンヤモリのエサにミルワームはダメなのか実際にミルワームを与えて飼育していた私の感想を記事にしていきますね!
※我が家で飼育しているニホンヤモリ達は以下の記事で紹介しているので是非ご確認ください!
ミルワームはニホンヤモリのメスに与えてはダメ!
率直に言うとビタミン剤やカルシウム剤をまぶした状態(ダスティングした状態)やミルワームに栄養価の高い餌を与えた状態(ガットローディング)であってもニホンヤモリのメスに与えてはいけません。
2年以上飼育した中でニホンヤモリのメスは3匹がくる病になっており1匹はくる病が原因で亡くなっています。
原因はミルワームの脂肪が多量に含まれている事とカルシウムをあまり含んでいない事です。ニホンヤモリのメスは脂肪分が身体に貯まると抱卵するので、そこで体内の栄養を使ってしまいます。
ただ、ニホンヤモリのオスはビタミン剤をまぶしたミルワームを与えてもくる病の兆候は見られず、くる病にはなりませんでした。
ミルワームを与える際のメリットとデメリット
メリット
手に入りやすく安い
爬虫類ショップに行かなくてもホームセンターで売られていることが多く、1パックに数十匹入って200~300円と非常に安価です。
ニホンヤモリを飼い始めた人は値段が高めで手に入りづらいレッドローチ、デュビアは買わず、
コオロギやミルワームを購入する事が多いです。
特にコオロギは○匹で○○○円という売り方に対し、ミルワームは1パックで数十匹入って2~300円なのでミルワームを買った人も多いのではないでしょうか。
丈夫で死ににくく管理しやすい
ミルワームは鳴かず、臭いもあまり強く無く、湿気にも強いので管理しやすいです。
常温だと1~2ヶ月でさなぎとなり成虫になってしまいますが、冷蔵庫などで保管しておけば成虫になるのを遅くすることができます。
フンや湿気で死んでしまうコオロギや、湿気で死ぬデュビアと比べると雑に扱っても丈夫なミルワームは管理しやすいです。
ニホンヤモリが食べてくれやすい
芋虫なのでくねくねと動くのでニホンヤモリとしても餌として認識しやすく食べてくれやすいです。
ミルワームを与えていた時の話ですが、ミルワームを食べなかったニホンヤモリはいなかったですね。
※以下はミルワームを与えていた時のTwitterの動画です。
デメリット
脂肪分が高くカルシウムが少ない
最初に記載しましたが、ミルワームは脂肪分が高くカルシウムが少ない為ニホンヤモリの餌には向いていません。
とある獣医の豪州生活Ⅱさん の記事から引用させて頂きますが、コオロギやデュビア、レッドローチに比べて脂質が高く、カルシウムが少ない事が分かります。
イエコオロギ フタホシコオロギ デュビア レッドローチ ミルワーム たんぱく質(%) 20.5 18.8 23.5 19.0 18.7 脂肪(%) 6.8 6.53 8 10.0 13.4 カルシウム(kg/mg) 407 – 748 385 169 リン(kg/mg) 2950 – 17578 1760 2850 上記引用テーブル とある獣医の豪州生活Ⅱ 【2019年版】餌虫の栄養価を徹底比較 ‐ コオロギ類、ワーム類、デュビア類を比べてみよう から引用
ただ、ミルワーム以外の生餌を食べさせているからといってビタミンが偏らないというわけでは無いので、生餌を与える際はビタミン剤をまぶして与えた方が良いです。
※ビタミン剤の与え方については以下の記事で解説しています!
消化不良を起こす可能性が高い
ミルワームを食べさせると分かりますが消化不良を起こす事も多く、その場合栄養になっている可能性は低いと思います。
餌として与えたミルワームの形がほぼそのままの形が残ったままフンとして出て来たのを覚えています…
※実際にニホンヤモリがくる病になってしまった際の対処と経過を以下の記事で解説しています!
おやつやたまにであれば問題無いのか?
主食ではなく、おやつやたまにであればミルワームを与えても良いかどうかというとそれもやめた方が良いです。
ミルワームは1パックに数十匹入っているため、一度購入すると短期間にミルワームを与えてしまう事が多くそれでニホンヤモリの栄養が偏ってしまう事が多いです!
メスの1匹がくる病になった後、栄養を気にしてヨーグルトやビタミン剤を水に溶かして飲ませながらミルワームを食べさせていたのですが、それでもメス2匹がくる病になってしまった事を考えると絶対にお勧めできません。
気になる場合はミルワームの頭を爪楊枝の後ろ側などで潰した後、ピンセットで与えましょうね!
余談:ニホンヤモリの胃を食い破る?
生きたままのミルワームをニホンヤモリに与えると、胃の中からニホンヤモリを食い破ってくる恐ろしい話も散見されますが、私は2年以上飼育した中で1度もありませんでした。
気になる場合はミルワームの頭を爪楊枝の後ろ側などで潰した後、ピンセットで与えましょうね!
おわりに
今回はエサのミルワームについて記事にしてみました!
栄養バランスが悪く、ニホンヤモリのメスにとっては栄養不足のまま抱卵する事になるためくる病になりやすい話をしました。
ニホンヤモリではなく、ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)やニシアフリカトカゲモドキに与えるとどうなるかについては語りませんでしたが、これらの爬虫類についてもくる病の記事が出て来るのでどの餌を与えると良いかしっかり調べましょう!
これからもニホンヤモリの動画や写真、ウォーキングの動画や写真が溜まったら日記としてあげていくのでどうぞよろしくお願い致します!
これからも写真や動画が溜まったらアップロードしていくのでよろしくお願いしますね!
次回の記事も楽しみにして下さいね!なっとらあ麺でした!
※減酒ブログもやっていますので減酒に興味がありましたら是非ご覧ください!
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